VagrantにインストールしたWordPressでFTP情報を求められた時の対処法


vagrant

VagrantでWordPressの開発を行っている際に本体やプラグインのアップデート、削除の際にFTP情報が求められました。

sshot02

調べてみると、ローカル開発環境にインストールされたWordPressで発生することがあるとのことなので、いくつか試してみました。

[失敗]wp-config.phpにFTPの設定を無視する記述を追加

FTPの設定を無視する記述をwp-config.phpに追加しましたが、FTP情報が求められてしまいました…

define('FS_METHOD', 'direct');

[失敗]WordPressインストールディレクトリに権限を与える。

VagrantのWordPressがインストールされているディレクトリにウェブサーバーがアクセスできる権限を与えます。

vagrant ssh
sudo chown -R apache:apache /var/www/html

設定しましたが、FTP情報が求められました…

[失敗]求められたFTP情報を入力する。

スクリーンショット_2016-08-05_17_05_54

回避するのではなく、求められたとおりにFTP情報を入力すれば良いのではないかと考え、FTP情報を以下のように入力してみました。
VagrantでFTP接続する場合は以下のようになります。

入力できる範囲で入力してみましたが、エラーが出て接続できません…

[成功]VagrantFileの共有フォルダの設定情報のオプションでオーナー・グループを設定する。

VagrantFileの共有フォルダの設定を書き換え、オプションでオーナーとグループを設定します。

VagrantFIle内の以下の共有フォルダの設定情報を書き換えます。共有フォルダにはNFSを使っています。

config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", :nfs => true

以下のように書き換えます。

config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", id: "vagrant-root", :nfs => false,
:owner => "apache",
:group => "apache",
:mount_options => ["dmode=775,fmode=664"]

書き換え後にVagrantを再起動。

vagrant reload

FTP情報を求められなくなり、アップデートができました!

参考サイト

vagrantでWordPressのアップデートをする
WordPressでFTP接続情報を求められたときのメモ
WordPressの更新で、FTP経由のアップデートを回避する方法

“VagrantにインストールしたWordPressでFTP情報を求められた時の対処法” への2件のフィードバック

  1. Junko Takida より:

    VagrantFileの共有フォルダの設定を書き換えるとありますが、どの画面から共有フォルダを開き、書き換えるのでしょうか?
    丸一日場所を探しましたが、見つかりません。大変恐縮ですが、ご教授願えませんでしょうか。

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